ゴルフスイングの乱れを引き起こす?TPIが見る「フラットショルダープレーン」とは
こんにちは!
今回はゴルフのパフォーマンス向上やケガ予防に役立つTPIの視点から、「フラットショルダープレーン」というスイングエラーについて解説します。
ゴルフをしていてこんな悩みはありませんか?
- トップの位置が不安定
- スライスやダフリが多い
- インパクトが安定しない
- 最近、肩や首に違和感が出てきた
もしかすると、それはフラットショルダープレーンが原因かもしれません。
フラットショルダープレーンとは?
フラットショルダープレーンとは、ゴルフスイング中の肩の回転軌道が水平に近くなりすぎてしまう状態を指します。
本来、肩のラインは前傾姿勢に合わせた傾きを持って回るのが理想です。このバランスが崩れると問題が起きやすくなります。
特に、スイングのトップポジションで肩が「地面とほぼ平行」になっている方は要注意です。

なぜ問題なのか?
フラットショルダープレーンがあると、次のような影響が出ます:
スイングが手打ちになりやすく、ミスショットが増える
手打ちになりやすいので肩や首、腰への負担が大きくなりケガのリスクが高まります。
手打ちになるということは身体の連動性が失われるのでパフォーマンスの低下にも繋がります。
フラットショルダープレーンの原因とは?
TPIでは、身体の機能的な制限がこのエラーの主な原因だと考えています。
フラットショルダープレーンの特徴を持っている方は以下の機能不全を持っていると考えられます。
1. 胸椎の可動性不足
胸椎(背骨の上部)が硬いと、肩を傾けたまま回す動作ができません。
猫背、円背など背中が丸くなっている方は胸椎の可動性不足といえます。
2. 股関節のモビリティ不足
下半身がしっかり動かないことで、上半身が代償動作を起こします。
特には股関節を前方に曲げる動き(屈曲)と左右の回旋(内外旋)の動きの制限は影響しやすいです。
3. 体幹の安定性の欠如
コアが不安定だと、肩が本来の回転軌道を保てません。
適切なスイング動作のためには体幹の安定性と股関節の可動性を協調する「分離」の機能が必要です。
4. アドレス姿勢の問題
猫背や浅い前傾など、そもそもの構えが崩れていることも多いです。以前紹介した「Cポスチャー」や「Sポスチャー」になっていませんか?
■ まとめ
フラットショルダープレーンは、見た目以上にパフォーマンスと身体への影響が大きいエラーです。
「肩をもっと立てて回して」といった技術的なアドバイスで改善がみられない方は根本的な身体機能の低下が関係しているかもしれません。
TPIの考えでは動きの制限を把握し、それに合ったエクササイズや指導を行うことで根本からスイング改善を目指します。
もしご自身のスイングや体の使い方に不安がある方は、当店のスクリーニングを受けてみませんか?
ゴルフの体幹やバランスの強化、可動域の改善などにお悩みの方は西宮・甲子園のFany整体鍼灸院へお気軽にご相談ください。
Fany整体鍼灸院についてはこちら
コメント