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赤ちゃんの動きがヒント!?からだ本来の動きを取り戻す

SFMAにおける神経発達的アプローチとは?

〜からだ本来の動きを取り戻すカギは「赤ちゃんの動き」にあった〜

こんにちは!今回は、機能的動作評価「SFMA」の中でも重要な考え方の一つ、神経発達的観点(Neurodevelopmental Perspective)について解説していきます。

「SFMAって何?」「なぜ発達の話が関係あるの?」という方にも分かりやすく、実際の臨床やトレーニング指導に活かせるようにまとめました!

SFMAとは?簡単におさらい

SFMA(Selective Functional Movement Assessment)は、「痛みを伴う動作の根本原因を評価する」ためのシステムです。
単に「どこが痛いか?」ではなく、「なぜそこに負担がかかっているのか?」を、全身の動作を通して評価していきます。

【外部リンク】SFMAについて

神経発達的観点とは?

この考え方のベースにあるのは、人が成長する過程で自然に身につける「動きの発達段階」。
たとえば赤ちゃんは以下のように発達していきます。

  1. 仰向け → 寝返り
  2. うつ伏せ → 四つ這い
  3. お座り → 立ち上がり
  4. 歩行へ

なぜ赤ちゃんの動きなのか

神経系の発達は胎児期から幼児期(特に0〜6歳頃)にかけて活発におこるとされています。
つまりこの順序は“神経-筋の発達にとって理にかなったルール”といえます。
SFMAではこのプロセスを再学習(リグレッション)することで、失われた動作パターンを取り戻していきます。

評価から修正までの流れ(神経発達的アプローチ)

STEP 1:動作のチェック

SFMAではまず、7つの基本動作を評価し、「機能的か?非機能的か?」「痛みはあるか?」を見極めます。
→ 例:「前屈ができない」「片足立ちがふらつく」など

STEP 2:どの段階に戻すべきかを判断

問題のある動作に対して、発達のどの段階からやり直すかを見極めます。

✅ 寝た姿勢(supine/prone)での安定性の確認
✅ 四つ這い・膝立ちなど、支持面が広く安定した姿勢で練習
✅ 最終的に立位や歩行など、実際の動作に近い姿勢に戻す

STEP 3:再学習 → パターンの再構築

動作の基盤(安定性・モーターコントロール)を整え、無意識に良い動きができるようにします。
たとえば、
できない動作を頑張って反復するのではなく少し難易度を下げた意識できる動作で再学習をします。

▶️いきなりスクワットを修正するのではなくまずは膝立ち姿勢で骨盤とコアの安定性を鍛えるなど

なぜ神経発達的アプローチが効果的なのか?

✅ 1. 段階的なアプローチで、体にやさしい

いきなり高負荷な動作を求めるのではなく、発達段階をたどるように、「できるレベル」から始められる。だから、ケガのリスクも少なく、確実にステップアップできます。

✅ 2. 神経と筋肉の“つながり”を再構築

日常動作のクセや不調で、本来働くべき筋肉がサボっているかもしれません。
神経と筋の連携を再トレーニングすることで、効率的で安定した動作が自然に出せるようになります。

✅ 3. “見た目”じゃなく“本質”から動きを改善

痛みや不調は、表面的な動きの問題じゃないことが多いです。
神経発達的アプローチは、動作の質=モーターコントロールの再構築によって、根本から身体の使い方を見直します。

まとめ

神経発達的観点は、「からだ本来の動き」を取り戻すための強力なアプローチです。
痛みや違和感の原因は、実は“赤ちゃんの頃に自然と身につけたはずの動き”が抜けていることがあるかもしれません。
SFMAを通じて、その抜け落ちたピースを見つけ、正しい動作を再構築していきましょう!
機能評価とファンクショナルエクササイズによる機能改善は西宮・甲子園のFany整体鍼灸院へお気軽にお問い合わせ下さい。

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