こんにちは!
今回は、TPI(Titleist Performance Institute)のスイングエラーのひとつ、アーリーエクステンションについて身体の機能を視点にしてご紹介します。
「ダウンスイングで腰が伸びてしまう」「インパクトで起き上がってしまう」などのお悩みをお持ちの方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
アーリーエクステンションとは?
アーリーエクステンションとは、ダウンスイングからインパクトにかけて腰(骨盤)がアドレス時の位置よりも伸び上がってしまう状態の事です。
本来キープすべき前傾姿勢が崩れてしまい、結果としてスイングの精度や安定性が低下します。
アーリーエクステンションが起きる方はトップやスライスのミスショットの原因になる他、腰部の負担が増し腰痛のリスクが高まる原因にもなります。

なぜアーリーエクステンションが起こるのか?
TPIではこのような動作の背景にスキルや技術の問題だけではなく、身体機能の問題があると考えます。主な要因は以下のとおりです。
1. 股関節の可動性不足
特に内旋・屈曲の制限があると、骨盤を正しく回旋できずに逃がすような動きになりやすくなります。
として特に重要なのが立位で股関節内旋の動きを出せるかどうかです。
女性に多いですが内股傾向で股関節内旋の可動域は良いのですが、スイング時に股関節の動きをコントロールすることが出来ないためにアーリーエクステンションが起きてしまう事があります。
2. 体幹の安定性不足
体幹の安定性や骨盤を前傾位で保つための股関節周囲の筋力の低下、特に殿筋群やももの後ろにあるハムストリングスの筋肉の働きが重要です。
下半身と体幹の調和が低下すると姿勢を維持できずに上体が起き上がりやすくなります。
3. 上半身と下半身の分離
胸椎の動きが制限されると上半身の動きの制限をカバーするように下半身の動きが大きくなります。「上半身の可動性」と「下半身の安定性」の機能を分離してコントロールできる能力が必要です。
まとめ:身体の使い方からスイングを見直そう
アーリーエクステンションは「技術の問題」ではなく、「身体の使い方の問題」であることが多いです。
TPIの考え方に基づいて、まずは自分の身体のクセを知ること、そして機能改善に取り組むことが、結果的にスイング改善の近道になります。
特に重要になるのが立位での股関節を内旋する能力と胸椎を回旋する能力です。
「腰が前に出てしまうな」「インパクトで起き上がってしまうな」と感じている方は、ぜひ身体機能に着目してアプローチしてみて下さい。
もしご自身のスイングや体の使い方に不安がある方は、当店のスクリーニングを受けてみませんか?
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